ギークラボ上越キックオフイベントで子ども向けクラウド勉強会をしました(Lambdaでカードガチャゲーム)
はじめに
こんにちは植木和樹@上越妙高オフィスです。5月21日に新潟県上越市にある上越教育大学内にGEEKLAB.JOETSU(ギークラボ上越)という施設がオープンしました。
設立の目的
コンピュータやTech好きなギーク,学校の教員,学生および地域の子供達が集い,勉強会をしたり,イベントを開催したり,もくもくとコードを書いたりと,ゆる~くつながりながら共鳴する新しい社会の創造拠点とすることで,教育とテクノロジーが融合した新しい情報教育を創造し学校教育や地域へ還元していくこと
ギークラボは長野にある日本システム技研さんが始めたGEEKLAB.NAGANO(ギークラボ長野)の姉妹施設です。兄弟じゃないの?という声もありましたが、きっと姉妹です。
ギークラボ長野とは元々JAWS-UG関連で交流があったのと、上越教育大学の研究生の方がJAWS-UG上越妙高のイベントに参加してくれていた御縁があり、今回のキックオフイベントにJAWS-UGとしてお声かけしていただきました。
クラウド勉強会の様子
さて子ども向けにどうやってクラウドを伝えよう?と考えて「オリジナルカードゲーム」を作って楽しもうということにしました。タイトルはいま流行のクラウドコンピューティングで自分だけのカードゲームをつくろう!です。
画面はこんな感じ。
システム構成はこんな感じです。S3 + API Gateway + Lambdaを使いサーバーレスにしてみました。
勉強会の流れ
- MacbookにPython(Anaconda)とOpenCVを入れて、参加者の写真を使ったオリジナルカードを作る。
- Lambdaを使ってカードガチャの仕組みを作る。
- ページを表示して実際にカードガチャで動作確認してみる。
- クラウドコンピューティングについてまとめ
良かった点
- カードゲームのネタ自体は楽しんでもらえていた
- オリジナルカードがうまく出来たら喜んでもらえた
- AWSを使えばゲーム開発を10円から始められるということに興味をもってもらえた
反省点
- コードが長すぎた。中学生が想像よりもキーボード操作に慣れていなくて用意していたコードを書ききれなかった
- 2000文字くらいを20分(1秒で2文字くらい)で想定していたけど、実際は3秒で1文字くらいが適量っぽい
- ある程度記述された雛形を用意すれば良かった(救済処置(コピペ)は大切)
- 私の写真でカードを作りましょうといって福山雅治の画像を出したけど、全然うけなかった
イベントを終えて
当日の様子は、地元のネットニュース「上越タウンジャーナル」さんでも取り上げていただきました。
全体を通して感じたのは、子ども達がキーボード操作に不慣れなこと。そして別の会場では小学校低学年の子たちがScratchを使ってゲームを作れていたこと。そしてこれは今後のプログラミングの主流になると実感しました。つまりプログラムはブロックを繋ぎあわせて作るのが主流になり、いわゆるコーディングはマイナーな方法になると痛切に感じました。
世の中にはScratchを使ってArduinoを操作する試みもあるようです。
AWSもブロックを繋げて操作できるようになったら、もっと間口が広くなり、コンピューターに詳しくないユーザーでも操作ができるようになるんだろうなと妄想しました。
子ども達をみることで、自分達のこれまでの常識や「こうあるべき」という考えを疑い、これからの時代にあったコンピューターのあり方を考えさせられた1日でした。
まとめ
開催した5月21日はあいにく上越妙高地域の多くの小学校の運動会と重なってしまい「興味があったけど行けなかった」という声を聞きました。
ギークラボ上越は今後も月2回の割合でもくもく会を開きつつ、地域の技術の拠点として活動していきます。次回は8月に子ども向けイベントを開催予定だそうです。今度は夏休み中ですので、今回これなかったの子ども達がきてくれるとうれしいですね。
JAWS-UG上越妙高でもギークラボ上越を使って、AWSの勉強会を(ゆるーく)開催していきたいと思います!
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